やってくる東京オリンピック!

 1964年の東京オリンピックが若い眼に焼き付いたままのじいたちにとって
 ふたたびオリンピックが見られるなんて!夢のよう。
 ああ、どうかそれまで生きていられますように。。朝4時に起きて神田川をジョギングするぞ
 でもふと我が桜上水(北側)を見ると、東京オリンピックを迎える、都心から20分の地理に
 あるというのにこれはヤバい、ヤバすぎる、という雰囲気があります。
 それはこの地の歴史と関係があります

歴史と開発へ

甲州街道はなぜザンネンなのか

桜上水、下高井戸、上北沢駅から商店街や路地を抜けて 甲州街道という、大きな幹線道路に出ます
騒音対策のためか甲州街道沿いは高層マンションやビルが立ち並び、 国道なので国土交通省が管轄するからか、清掃は行き届かず、 ケヤキ並木の下のポットは生ゴミが散乱、勝手に粗大ゴミを捨てたり それはそれは汚いです。だから飲食店はなかなか繁盛しません。
甲州街道へ出る住宅街の住民は、自分たちの自宅やマンションに ゴミ置き場を設置してから国道からゴミは消えていきました
でもまだ自分の家の前をゴミ置き場にしたくない人々は甲州街道へ ゴミを捨てにいきます。街の美化へ向けて何か行動を起こすべきです


甲州街道の複合騒音は、やはりオリンピックとからんでいます。
オリンピックのせいで、北斎の絵にあるような隅田川にかかる太鼓橋の上にどかんと首都高速が建設され、日本橋は見るかげもなくおかしなランドスケープになりました。
桜上水付近の甲州街道の頭上には首都高速がぎゅんぎゅん走り、毎日複合騒音です。
ああ、そうだ、一度静かなときがありました。
2013年の1月成人式のときの大雪のときです。
ノーマルタイヤの都会人は甲州街道で皆フリーズしてました。


迫り来る都市開発の波

じいたちが昔を振り返って、都市の開発は嬉しいがどうもヘンな方向に発展しそうなのは困る、と口をそろえていいます。 この甲州街道沿いには大正時代に甲武鉄道(後の中央線)が敷かれる予定で杭打ちまで終わっていたそうです。しかし機関車の排気で農作物がやられる、騒音等を嫌って住民が反対運動をして現在の中央線の位置まで変更され、皮肉なことに駅前開発から取り残された。でも、京王線が出来て結局同じ問題が置き、駅前開発をするつもりが甲州街道がすたれているので、うまくいかない、こんな歴史がありました。

とうとう京王電鉄は東京都とともに高架化の建設に乗り出しました。高架になれば開かずの踏切問題や、駅前の開発が進み、高架下に巨大なモールが出来たりと長所もありますが、首都高と甲州街道の二段複合騒音からわずか100mに同じような高架騒音が発生するわけでそれに挟まれた谷底地区の住民(インクルーディング じいズ)はたまったもんじゃありません、というわけで訴訟も反対運動も起きています。

そう桜上水商店街はまさにその谷底地区に該当。ただでさえ店舗をシャッターで閉めて二階に住んでいるオーナーたちのやる気はそがれるばかり。

長生きしてもう一度オリンピックをこの目で見たい。
そんなじいたちにとって、やはり桜上水の発展と美化は実現しなければならない目標なのですね。

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